俳優やミュージシャン、コメディアン、その他多くの著名人らが"We Are Here Movement(私たちはここにいる運動)"をサポートするために団結し、近年多くの罪の無い黒人たちが殺害されるに至った理由をまとめた映像を公開した。 ニューヨークを拠点に活動するメディア・カンパニーMicは、ビヨンセ、アリシア・キーズ、リアーナ、クリス・ロックらの協力を得て、黒人が殺される23の理由をまとめた映像を制作した。彼らは近年"Black Lives Matter Movement(黒人の命だって大切だ運動)"が立ち上がって以来、特にその活動に貢献している著名人たちだ。この映像は"We Are Here Movement(私たちはここにいる運動)"をサポートしており、また白人警察官の手で立て続けに起こされたアルトン・スターリングとフィランド・キャスティルの射殺事件を追う内容となっている。
『あなたがアメリカに住む黒人だというだけで殺される23の行動』と題された映像では、それぞれの出演者が殺害された黒人たちの名前と共に、犠牲者が取った罪のない行動を紹介している。映像の冒頭で、キーズは「車線変更の合図を怠った」という、サンドラ・ブランドに関する行動を説明し、またビヨンセはキャスティルの事件を思い起こさせる「ガールフレンドの車で、子供を後部座席に乗せて運転した」という行動を述べた。 レニー・クラヴィッツ、ゾーイ・クラヴィッツ、クィーン・ラティファ、ピンク、ボノ、ジェニファー・ハドソン、ロザリオ・ドーソン、その他の著名人たちは、殺害された大勢の被害者たちが取った行動を提示し、またレキア・ボイド、エリック・ガーナー、フレディ・グレイ、タミール・ライス、ショーン・ベル、そしてチャールストンの教会襲撃事件で殺害された9人の礼拝出席者たちを含む、犠牲者の大半が若者であることも指摘している。 映像の終盤、マクスウェルとリアーナは「つまりアメリカでは、黒人だというだけで、何もしていなくても、日常的な行動をしているだけで従順では無い(反抗的だ)と判断されてしまう」のテロップに続いてそれぞれ部分的に発言をしている。そして最後にキーズが再び登場し、視聴者に"We Are Here Movement(私たちはここにいる運動)"のウェブサイトに行き、オバマ大統領と連邦議会に「今こそ変革のときだ」と働きかけましょうと訴えかけている。