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yanxia2008

【秘密保護法案は廃案を】

2013.11.15(金)

 きのう、衆議院国家安全保障特別委員会を傍聴し、森雅子担当大臣のナマの答弁を聞いての感想。  森さんは、「特定秘密保護法案成立後もさらなる改善を尽くす努力をしたい」と述べ、法案成立後も「特定秘密」指定のあり方など、制度運用の見直しを検討する考えを示しました。  一見、良い答弁のように聞こえますが、これって、最初から「欠陥法案」だと自認しているようなもの。  実にボロボロの答弁ですね。

 彼女とは何度かお話ししました。  能力もあり悪い人ではないし、大震災の時も一生懸命動いてくれたので、ある程度評価しているのですが、いかんせん、彼女の答弁の後に別の大臣や部下が打ち消す答弁を続けるような状況では、どこに責任があるのか分かりません。   おそらく法律家(弁護士です)としての良心と法案の目指す社会像との間で相当の葛藤を抱えながら答弁しているように見えます。   そんな彼女の良心?を打ち砕く、何か魔物のようなどす黒いもの、担当大臣でさえも躊躇せざるを得ない、手に負えないような不埒(ふらち)な意思が、この法案に込められているのだなぁと改めて強く感じさせられました。

 国家に一定の秘密が存在するのはやむを得ないと思いますが、今回の特定秘密保護法案は稀代の悪法です。  取り下げ又は廃案にすべきだというのが私の結論です。

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