2013.11.7(木)
食品の誤表示問題。 今度はホテルオークラ、おまえもか。 どこまで続くぬかるみぞ。あとからあとから謝罪会見。
こうなると、「一流ホテル・レストランで『本物の料理』をいただく」ことは、現在の日本で最高に贅沢な「お・も・て・な・し」かも知れません。
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食材虚偽表示、底なし オークラ・大丸松坂屋も発覚
2013/11/8 日本経済新聞
食材の虚偽表示問題は7日、有名ホテルや百貨店で新たに発覚、さらに拡大している。
ホテルオークラ(東京)は7日、全国で運営する13ホテルと関連会社3社のレストランなどで、計235品目のメニューで虚偽表示があったと発表した。2007年以降に約38万6千食、8億7千万円相当を販売した。
13ホテルでバナメイエビを芝エビと表示。2ホテルで牛脂を注入した肉をステーキとして出した。ルームサービスのソーセージで自家製をうたいながら、外部に製造を委託したホテルもあった。
子会社のJALホテルズ(同)は同日、運営する13ホテルでメニューの虚偽表示があったと発表。JALホテルズは06年以降に約13万食、2億円相当を販売したとみられる。アワビとして別の貝を提供したり、フカヒレスープに春雨と湯葉でできた人工フカヒレを混ぜたりした事例もあった。同社は「安く提供したいと思ったためだが、偽装と言われても仕方ない」としている。2社は利用が確認できれば返金に応じる方針。
J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は7日、同社の9店に入居するレストラン17店で、表示と異なる食材を使った料理を提供していたと発表した。20年間にわたり虚偽表示を続けた店もあり、メニュー44種類で計11万8千食、1億7千万円分に上った。
7日、記者会見した本多洋治取締役常務執行役員は謝罪した上で、「安いコストでよく見せたいという心理があったのだろう」と話した。
松坂屋上野店(東京・台東)の「赤坂飯店」では20年間、「車海老のチリソース煮(ピリ辛)」は車エビではなく、ホワイトタイガーを使用。大丸心斎橋店(大阪市)の「鈴丸屋」では「お造り御膳」で鮮魚と表示していたが、冷凍品だった。松坂屋名古屋店(名古屋市)の「銀座トリコロール」では「フランス産栗だけをぜいたくに使いました」と表示した「季節のパイ ~マロン~」に韓国産を使用していた。
また、東武百貨店の池袋本店(東京・豊島)と船橋店(千葉県船橋市)ではレストラン6店のメニューの虚偽表示は11種類に上った。松屋も銀座本店(東京・中央)のカフェで、既製品のアイスを「自家製」と販売。東急百貨店も本店(東京・渋谷)など6店のレストランや食品売り場で虚偽表示があった。
丸井グループが展開する3店舗の飲食店3店でも、同様に表示と異なる食材を提供していた。
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