2013.9.25(水)
モモ、サクラ、ウメなどが一斉に咲き乱れ、この世の「桃源郷」として全国に知られる福島市の花見山公園(私有地)の園主であり、「平成の花咲か爺さん」とも呼ばれた、阿部一郎さん(93歳)が亡くなられました。 毎年20〜30万人の観光客が訪れ「花も実もある福島市」を象徴する代表格の人でした。 福島市の「ふるさと栄誉賞」や、私も審査委員を務めた福島民友新聞社の「県民大賞」にも選ばれました。
一方、花見山を全国的に有名にしたのは写真家の故・秋山庄太郎さん。
あるフォトコンテストの審査員を引き受けていただくため、東京・六本木の秋山さんの撮影スタジオにお邪魔したことがあります。 壁中が黒く塗ってあり雰囲気のあるスタジオでしたが、その中のテーブルに有名な女優陣のポートレートに混じって、花見山の写真本が置いてあったことを思い出します。
今頃、阿部さんは、8年前に亡くなられた秋山さんとお会いになって「しばらくだねえ」などと話されているんでしょうね。 心からご冥福をお祈りします。 合掌。