2013.8.26(月)
松江市教委は教育委員の臨時会議で「はだしのゲン」閲覧制限撤回を決定。 当然の措置。
教育長が独断で行った閉架措置は、国民の知る自由を保障することを最も基本的な任務とする図書館にとって自滅行為であり、「図書館の自由に関する宣言」(1979年、日本図書館協会総会決議)に違反する一種の検閲。
「市教委の判断は違法ではなく問題ない」とした下村文科相は余りにお粗末、論外。 「由らしむべし知らしむべからず」とばかり、陰に陽に迫るネトウヨやレイシストが跋扈するような社会にしてはならない。
《参考》
◉ 図書館の自由に関する宣言(抄)(1979年)
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。 第1 図書館は資料収集の自由を有する。 第2 図書館は資料提供の自由を有する。 第3 図書館は利用者の秘密を守る。 第4 図書館はすべての検閲に反対する。 図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。
