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  • yanxia2008

【除染契約に具体的な数値目標なし】

2013.6.15(土)

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除染作業「業者に数値目標なし」明らかに

2013年6月14日 NHKニュース

 原発事故で拡散した放射性物質を取り除く除染について、国と、福島県の市町村の90%近くが、作業に当たる業者との契約で、どこまで放射線量を下げるか具体的な数値目標を盛り込んでいないことがNHKの取材で分かりました。専門家は目標がないことで、不適切な作業につながる可能性があり、改善が必要だと指摘しています。  原発事故のあと、福島県内では各地で除染が進められていて、NHKは国と32の市町村に、ことし4月までの業者との契約内容について情報公開請求やアンケートを行いました。  その結果、国と、全体の90%近くに当たる28の市町村が、除染でどこまで放射線量を下げるか、具体的な数値目標を盛り込んでいないことが分かりました。  その理由について、国や市町村は、除染は、国内で例がない事業で、どの程度効果があるのか知見が乏しいため、数値目標を業者に求めることは難しいなどとしています。  除染作業に当たる複数の作業員は、NHKの取材に対し、「数値目標がないために作業に十分、力を入れず、ずさんな作業が出てきている」として数値目標がないことが不適切な作業につながる可能性があると指摘しています。  公共工事に詳しい慶応大学の土居丈朗教授は「除染は、放射線量を下げるところまできちんとやって初めて作業をした意味がある。現場の作業に対し、目標に向かって作業することを徹底させ、除染の効果を上げるよう改善すべきだ」と指摘しています。  環境省は、「除染の作業現場で、抜き打ちの調査などを行っていて、今後も、不適切な作業を防ぐための取り組みを進めたい」としています。

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