2017.4.15(土)
先日、尊敬するS名誉教授が松本清張の「砂の器」の映画(DVD)をご覧になったという話を伺い、不肖・毒舌亭も今、湯宿の布団に寝転びながら、清張の出世作「点と線」を半世紀ぶりに読み返してみる。シミの付いた1960年のカッパノベルス版。読み始めたら止まらない(えびせんのよう)。
半世紀前、その面白さに刺激され、毒舌亭は以後、推理小説の世界にすっかり開眼し、江戸川乱歩、黒岩涙香、横溝正史、高木彬光、森村誠一、夏樹静子、仁木悦子、内田康夫、鮎川哲也などの作品群を延々と乱読したのでありました。
しかるに最近、全国生協連の調べでは、1日の読書時間が「0分」の大学生は約5割に上っているということを聞き、驚いております。
デジタル情報も有用なれど、フェイクも多く刹那的、瞬間的で信頼性に欠ける面があります。
アナログ情報の優れた点を理解し利用しないのは実にもったいないと思うのでありますが、若者たちよ、いかがお考えでしょうか。