2015.6.12(金)
「本省」の「係長」だと、部下が1人、2人か、若しくは部下なし係長なんだろうなぁ(田舎 じゃ厚労省内の職員席配置図の本が買えないから詳しくは分からないが、経験からして多分そうだろうと思う)。
で、そんな末端の彼に責任押し付けて、後はチョンチョンとお手打ち? 上司はいないのか? 責任を取るために管理者、管理職はいるんじゃないかえ? くれぐれも見え見えの決着はしないこと。
以上、しかと申し付ける。
それにしても来週月曜日(15日)は年金支払日。相当、混乱するだろうなあ。 加えて、月曜日以降、なりすまし詐欺集団が暗躍するかも知れないと思うと、実にゾッとする。
〜毒舌悪態亭亭主より〜
底ナシ年金問題…厚労省担当係長「欠勤」で逃げる“異常事態”
2015年6月11日 日刊ゲンダイ
デタラメは底ナシだ。約125万件の個人情報を流出させた上、その後もズサンな対応が相次いでいる日本年金機構にカンカンなのが、会計検査院だろう。昨秋の監査で機構の内部統制システムの改善を求めたにもかかわらず、“完全無視”だったからだ。一方、問題を担当した厚労省担当係長の“職場放棄”も発覚し、事態は悪化の一途をたどっている。 ■会計検査院の指摘を無視した年金機構 会計検査院が「日本年金機構等の取組に関する報告書」を出したのは昨年10月だ。「消えた年金」問題の再発防止に向けた体制について、その“不備”を指摘。07年に総務省に設置された「年金記録問題検証委員会」の検証結果を踏まえて、機構のIT対応の問題点について「事務処理の誤りが継続して発生するなど、体制整備等を必要とする事態が見受けられる」と分析していた。
これに対し機構は「システム部門職員を対象とした人材育成研修」等の対応を取ってきた――などと説明していたが、今回の「漏れた年金」問題では、機構の職員がウイルスメールを不用意に開封したことが発端になった。結局、体制は何ひとつ改善されておらず、検査院からの指摘も全く役に立たなかった。 「会計検査院は呆れ果てているでしょうね。何をやってるのかって。そもそも『消えた年金問題』を二度と起こすな、という意味で監査が行われたのに、当事者の機構にその意識が全くなかったということですよ」(厚労省担当記者) 機構は論外だが、監督官庁の厚労省も同じ穴のムジナだ。5月8日のウイルス感染から17日間、問題を担当してきた係長が、今月8日から欠勤しているというのだ。 この係長は、先月25日まで機構とのやりとりをひとりで行い、課長ら上司には何も報告していなかったという。民主党は、課長と係長の机は約3メートルしか離れておらず、課長らが知らないはずはないと主張。部会への出席を求めていたのだが、9日になって欠勤が発覚。厚労省は「精神的なもの」なんて説明していたが、責任逃れの“職場放棄”と受け取られても仕方がないだろう。
「係長がひとりで担当していたなんて、完全にウソですよ。警視庁への相談を上司に報告していないなんて組織上、考えられません。厚労省の“危機管理マニュアル”で、大事件の際には担当係長しか知らなかったことにしているのではないか。係長なら、国会などの公の場での説明責任を逃れられる。係長ひとりにすべて罪をかぶせれば上司はおとがめなし。まさに“トカゲの尻尾切り”です」(前出の厚労省担当記者) 機構や厚労省の対応を見ていると、国民のために「漏れた年金」問題を解決しようとする気概が全く感じられない。我々の年金を預けておいて本当に大丈夫なのか。