2014.3.10(月)
3..11を前に、図書館から国会事故調及び政府事故調の報告書を借りて読んでいる。 国会・政府事故調の調査は、短期間という時間的制約、東電の妨害・隠蔽で原因の究明が不完全だったとはいえ、人災との指摘を明確にした。 しかるに、国会は国会事故調に報告だけさせておいて、その提言に耳を貸さず、事故調委員の国会参考人招致を阻み、事実上店ざらし。 汚染水の問題も手がつけられないまま、再稼働を狙う政権に手助けをする醜悪さ。 このままではすまされない。事故は終わっていない。 改めて「第二国会事故調」を立ち上げ、真相を明らかにすべきだ。 http://www.sankeibiz.jp/…/ne…/140310/cpb1403102222004-n1.htm
◉ 出席者 ■北澤 宏一 元民間事故調委員長 ■黒川 清 元国会事故調委員長 ■畑村洋太郎 元政府事故調委員長 ■グレゴリー・ヤツコ 前米国原子力規制委員会委員長 司会 服部尚 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞) 通訳 西村好美、渡辺奈緒子(サイマル・インターナショナル)
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【東日本大震災3年】「原発事故終わっていない」 3事故調委員長、再稼働に慎重な判断求める
2014.3.10 産経BIZ
東京電力福島第1原発事故から3年になるのに合わせ、政府、国会、民間の事故調査委員会で委員長を務めた3氏らが10日、東京・内幸町の日本記者クラブで討論会を開いた。3氏は「事故原因は分かってきたが、事故は終わっていない」として、社会や国民が責任を持って注視する必要性を訴えた。
事故から教訓を学んだかについて、元民間事故調委員長の北沢宏一氏は「今までの安全規制よりもハイレベルな規制ができた。原子力ムラが再び復活するのか注目される」と強調。元国会事故調委員長の黒川清氏は「すべて人ごととなっていた。自分たちの責任で次の世代に日本をどう残すか真剣に考える必要がある」との考えを示した。
安倍政権が安全の確認された原発は再稼働する方針を示していることについて、元政府事故調委員長の畑村洋太郎氏は「世界で一番厳しい基準にあったから安全というのは間違い。どんなに考えても気がつかない領域があることを知ることだ」と強調。北沢氏は「事故の確率はゼロではない、もし次も事故が起きたら世界の笑いもの」と慎重な判断が必要だと訴えた。
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2014.3.10