2013.4.9（火）
フクイチ原発過酷事故から2年1カ月、国会事故調報告書が両院議長に提出されてから、はや9カ月もの時間が無駄に経過しました。
なのに国会は、これまでさんざん政局にかまけ、報告書を店ざらしにしてきたあげく、昨日やっと特別委員会で元委員らを参考人として意見聴取。
「先生」方、今さら意見聴取をやっている場合ですか。元委員の蜂須賀禮子さんの言葉をお借りすれば「歯がゆい」ばかりです。
「人災」「虜（とりこ）」の指摘がひときわ脚光を浴びた国会事故調報告。
これを徹底的に読みこなした上で審議し、事故原因の分析が不十分であれば、再度事故調を立ち上げて徹底究明を行うこと、そして憲政史上初という崇高な使命感を持って国会が自ら設置した事故調の結果を尊重し、その提言を具体化するために一刻も早く行動することこそが、あなた方の役目ではありませんか。
ひょっとして報告書を読んですらいないのではないですか？
「国権の最高機関」、「国の唯一の立法機関」、「国民の代表機関」の一員としての矜恃を持ってはいないのですか？それとも一部高裁判決によれば「違憲･無効」な選挙で選ばれたからそんな仕事はしたくないということですか？
構成員が代わっても、国会そのものは変わっちゃいません。
余りに怠慢、不作為、無策、サボリ精神、アリバイづくりの度が過ぎます。
